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インプラント治療失敗と禁忌症

2014-03-13 配信 ]

健康な歯を削らずに、人工歯根を埋め込むことによって自然な噛み合わせを取り戻すインプラントは、とても優れた手術です。

しかし、どんな優れた手術でも、成功する条件が整っていなければ失敗することもあります。

インプラントで失敗しないためには、高度な技術力を持つ歯科医師がおり、最新の設備が整った歯科医院を選ぶことが何より大切です。

ですが、それらの条件が整っていても、インプラントが上手くいかないケースがあります。

それは、患者がインプラントの禁忌症を持っていることが、原因になっている場合があります。

禁忌症とは治療を行ってはいけない病気・症状のことを指しますが、インプラントでは基本的に、全身疾患を持つ方は治療を避けたほうが良いとされています。

ここでいう全身疾患には、糖尿病・肝臓病・心筋梗塞・高血圧・血液疾患・骨粗鬆症などの症状が含まれます。

他にも、歯が出来上がっていない若年の方や妊婦の方、歯周病をお持ちの方なども、治療を避けたほうがいいとされています。

禁忌症をお持ちの方がインプラント手術を受けても、インプラントが定着せず、失敗してしまう確率が高いです。

ですから、インプラント治療を受けるときは歯科医院選びも重要ですが、自分がインプラント治療に適しているかも知っておきましょう。

自分では判断できない場合には、担当医に直接聞いてみるのが一番確実です。