[ 2015-09-01 16:04:26 配信 ]
今や、失った歯を取り戻すための治療として一般的になったインプラント。上手に活用すれば、高い審美性と自然な着け心地で、従来の治療以上の高い満足を得ることができます。
しかし、その影には、治療に失敗している人が、また多くいることも忘れてはいけません。国民生活センターが開示している情報によれば、2006年から2011年のたった5年の間に、2000件を超えるインプラント関係の相談があったそうです。
インプラントの失敗の症状は、施術後しばらくしてから徐々に出てくるものです。施術後すぐには気がつかないので、なんともないと思っていても油断は禁物です。あなたやあなたの周りの方に、もし、インプラントを受けた方がいたなら、以下のような症状が出ていないか、施術後半年以上は注意深く観察するようにしましょう。
まず、インプラントの失敗で、最も現れやすいのが痛み・しびれといった症状になります。インプラント手術後に痛みが残る場合には、手術時に用いたドリルによって、歯にやけどを負った可能性があります。あるいは、インプラントを強く入れ込みすぎた場合にも、痛みが残る場合があります。どちらにせよ、インプラント手術後にどうしても痛みが消えない場合には、一度、歯科医院を訪れて相談をしたほうがいいでしょう。
また、もう症状であるしびれは、手術時に神経を傷つけたときに残る症状になります。こちらの症状があらわれた時には、できるだけ早く歯科医院に相談したほうがいいでしょう。早急な治療を開始したほうが治せる可能性が高くなります。
その他にも、インプラント失敗後には、インプラントのぐらつきやインプラントの脱落、インプラントが折れるなどの症状が現れることがあります。なんにせよ、インプラント治療後に少しでもおかしいと思ったときには、すぐに歯科医院で見てもらった方が、症状が悪化せずに済むのでいいでしょう。