メイン画像

インプラントと医療事故

2015-05-11 14:31:20 配信 ]

普段、歯科治療を受けるときに、あなたは命の危険を感じたことがありますか?

おそらく、あまりないと思います。例えば、虫歯の治療って面倒くさいし、痛いですけれど、それが原因で死ぬことはなさそうですよね。他の一般的な歯科治療についても同じことが言えると思います。

ですが、インプラントについては、同様の感覚で治療を受けると危険かもしれません。インプラントは、他の歯科治療とは一線を画した“外科的治療”なんです。外科治療には危険が伴うということは、皆さんもよくご存知でしょう。

現に、数年前に日本でも、インプラント治療による死亡例が出てしまっています。詳細は伏せますが、医師の技術不足と設備体制の不備による事故でした。当時は他にも、死亡事故まではいかなくとも、医療事故と呼ばれるものが数多く発生していました。

現在では、当時よりも格段にインプラント技術は進んでおり、インプラント治療によるリスクは限りなく小さくなったといえます。ですが、どんなに小さくても、治療に危険性が伴うことは決して変わりません。他の外科的治療と同じです。

患者である私たちは、そのリスクを十分に承知した上で治療に望むべきなのです。